8月7日から8月9日にかけて、長崎にて行われた原水爆禁止2019年世界大会に参加しました。事務所からは2名、当事務所友の会からは4名が千葉県代表団として参加しました。

 8月7日の開会総会には、日本全国のみならず海外からも合計4,000人、閉会式には5,000人(いずれも主催者発表)が集いました。
 開会総会では被爆者代表者方のお話、関係団体の方や世界各国の代表からのあいさつがありました。中でも被爆者の代表者の方の、「憲法9条の戦争放棄は平和への祈りを込めた被爆者を含む戦争被害者全員の遺言である」という言葉は、とても重く私の心に響きました。

 8月8日には各分科会で学習・意見交換を行いました。私は、「被爆体験の継承・実相普及と援護連帯活動」の分科会に参加しました。被爆体験者から直接話を伺うのみならず、被爆二世の方や三世の方々、被爆者の方々から相談を受けてきた相談員の実体験を伺い、被爆の実相から目を背けてはいけないということを改めて痛感しました。その後、原爆資料館も見学してきました。
 8月9日は、総会に参加し、来年の春にニューヨークで開催が予定されている原水爆禁止世界大会に向けてさらなる飛躍を近い、大歓声の中で閉幕となりました。

 今回の原水爆禁止世界大会は、核兵器禁止条約から距離をとり続ける日本の態度への疑問と不満が爆発した大会であったと思います。核兵器を廃絶し、平和な社会を実現するためには、被爆者の方々の体験を語り継ぎ、核兵器が人間と共存できないことを絶えず確認し続けることが重要であることを学びました。

 世界大会での体験の詳細は8月29日(木)19:00~の報告会(松戸市民会館201会議室)にて報告します。お時間の許す方はぜひともご参加ください。(お問い合わせは、047-367-1313 担当・村山まで)

(弁護士 萩原得誉)