コラム読者の皆様、遅れましたが、明けましておめでとうございます。
皆様の今年1年のご多幸とご健康をお祈り致します。

今年は、憲法にとって大切な1年になることは、間違いありません。
安倍総理は、年始早々に「力強く一歩一歩前に進んでいく」と述べ、改憲に意欲満々のご様子です。
自民党は、3月中に党の改憲案を取りまとめ、年内に改憲の国会発議を目指し、2月中旬にも、与野党に対して、憲法審査会での議論を始めるよう求める方針であるとの報道がなされております。

これまで、70年以上にわたり日本の平和を支えてきた憲法を、一体どのように変更するのか、国家緊急権を加えるのか、改憲要件を緩和するのか、第9条3項を加えるのか…。私には、自民党や安倍総理がどのよう憲法を変更したいのか、良く分かりません。
いずれにしても、安倍総理が考えている改憲案は、我々一般市民の権利・自由を大幅に制限しうるものであり、大変危険であることは間違いないでしょう。

今年に入り当事務所には、多くの団体から憲法についての講師の要請を頂いております。それだけ、市民の皆様の憲法に対する意識が強いということであると思います。
私としては、憲法について知りたいと考える皆様の気持ちに応えるため、より知見を深め、また、より多くの方に憲法について知ってもらうお手伝いをしたいと考えております。

私事としては、昨年長男が生まれ、日々子どもの成長を感じているところです。
今年1年間の間に、子どもは、離乳食を食べ、ハイハイをし、よちよち歩き始めるのだと思うと、とても忙しい1年間になるのだなと感じております。

また、今年は、平昌冬季オリンピック・パラリンピックや、サッカーワールドカップと大きなスポーツイベントもあり、観戦を楽しみにしております。
ちなみに、2月5日には、みんな大好きアメリカンフットボール(NFL)の決勝戦があります。私はもちろん観ます。観戦された方は、是非、アメフト談義をしましょう。

最後に、正月に帰省先から帰宅中に新幹線から見た富士山の画像と共にお別れです。

(弁護士 原康樹)